BarTenderの最適化されたラベリング操作により、医療機器メーカーはSGTIN-96 RFIDタグの一元化・標準化され、規制に準拠した印刷を実施できるようになります。その結果、製品追跡が改善され、患者の安全性が向上しています。

課題

医療機器分野でのラベリングは、米国食品医薬品局（FDA）の固有デバイス識別子（UDI）を含む様々な規制を厳守する必要があります。このようなラベリングの制約により、ある世界的な大手医療機器メーカーは、RFIDタグから収集したデータをより適切に印刷、管理、活用するために、ラベリング業務の最適化を迫られました。業務目的を達成するために、このメーカーは以下のようなラベリングシステムを必要としていました。

• 印刷ジョブとラベルデータをSQLデータベースにログ記録する。
• カスタムCSVファイルを生成し、SFTPサーバーに転送する。
• SGTIN-96 RFIDタグのラベル印刷を標準化および一元化する。

アクション

Seagull Scientific社のセールスエンジニアとプロフェッショナルサービスは、BarTender EnterpriseエディションのBarTender管理コンソールを使用して、BarTender®印刷ポータルサーバーとメーカーのSQLデータベースのバックエンド統合を展開しました。この統合は、会社のデータベースから収集したデータを、ラベルデータを含むSQLインスタンスにプッシュし、さらにBarTender印刷ポータルサーバーフォームにプッシュします。フォームにプリセットされたフィールドにより、ユーザーは現場で印刷前に簡単かつ迅速にデータを入力できます。ユーザーがフォームに記入するとすぐに、印刷ジョブはデータベースにログ記録され、ネットワークまたはUSB RFIDプリンターに送られて印刷されます。

結果

このメーカーは現在、BarTender EnterpriseエディションのBarTender印刷ポータルサーバーを使用して、RFIDタグを印刷しているすべての施設にわたってラベルを一元的に保管および管理しています。この新しいラベリングソリューションにより、SGTIN-96 RFIDタグのシリアル化を標準化、製品のトレーサビリティを向上し、患者の安全性を高められます。